
神楽坂から一本小道に入って昭和のレトロな雰囲気が漂う神楽小路みちくさ横丁にある中華蕎麦きみの。正統派ラーメンの中では最高峰と言っていいレベル。強烈なインパクトを与えるような丼ではないが、店主のラーメンへの想いや丁寧な仕事ぶりが、スープ、麺、具材のひとつひとつから伝わってくる。何度通っても全く飽きが来ない。
スープ
大山地鶏をベースに野菜、鰹節、煮干しなどの魚介、昆布、椎茸などをゆっくり煮込みました。(原文ママ)とお店のメニューに書いてあるとおり、丁寧におそらく10時間程度、弱火でじっくり時間をかけて作られている青湯スープ。鶏の旨味がしっかりと感じられ、節系の風味に野菜の甘みや椎茸のまろやかさのバランスが本当に絶妙。基本中の基本の和スープだが、さっぱりとした爽やかな味わいの中にも素材の複雑な旨味が感じられる。
麺
細めのストレート麺は三河屋製麺の全粒粉入り麺とのこと。三河屋製麺といえばつけ麺のつじ田を思い起こすが、あの独特のモチモチ感よりは、細麺のためスルスルと口の中に入っていく。スープ、鶏油ともいい具合に絡んでくれる。
一押し
神楽坂界隈では筆者一押しのお店です。芳醇な醤油の旨味が感じられる醤油(750円)+味玉。四種類の塩を合わせた、黄金色で透き通った塩(750円)+味玉。を毎度毎度、券売機の前で悩んでしまうくらい、どちらもオススメです。正統派の中華そばでありながらも、「伊達の旨塩」「すだちの絞り汁」などの味変が楽しめたり、オリーブ飯やチーズ飯などのご飯物が一風変わっているのも特徴なので試してみてほしいです。
筆者訪問回数
5回
お店の場所
基本情報
住所:東京都新宿区神楽坂1-14-7 東邦ビル 1F
最寄り:東京メトロ飯田橋駅B3出口から2分
中央線飯田橋駅から徒歩4分
営業時間:11:30~15:00/19:00~22:00
※金曜は24:00まで
[土、祝日]11:30~15:00
定休日:日曜日